節約が上手くいけば、お金は貯まり将来への不安を軽くすることが出来るので、セミリタイアを実行できます。
しかし現実はどうでしょう?
もしかしたらあなたは思うようにお金が貯まらず、少し焦りを感じているのではないでしょうか。
実はその原因、全く意味のない節約術を実行しているからかもしれません。
間違った節約をしていると、財布の中身ばかりか心まで貧しくなってしまいます。
今回の記事では絶対に節約で失敗したくないあなたに、意味のない節約術を5つ解説します。
この記事を読めば間違った節約術が分かるので、これらをしないようにするだけで豊かな節約生活を送れるようになりますよ。
書いた人:糠まる
- 実家暮らし+節約で1900万円貯めることに成功
- 貯金と責任の軽い仕事でセミリタイアを実行中
- 子供のころから三度の飯より節約が好き
- 労働は大嫌い
お金も心も貧しくなる意味のない節約術5選
やってはいけない意味のない節約術は以下の通り。
- 時間を無駄にする節約
- 健康を損なう節約
- コスパの悪い節約
- 安さに釣られた節約
- 親孝行への節約
1つずつ見ていきましょう。
時間を無駄にする節約
まず1つ目の意味のない節約は時間を無駄にする節約です。
時間は人間が持っている資産のうち、もっとも重要なものです。
なので多少節約になるからといって、時間を無駄にするような行為をするべきではありません。
時間を無駄にする節約って、具体的にはどういうもの?
分かりやすい例でいうと「50円安い商品を買うために、隣町のスーパーまで1時間かけて行く」というやつです。
これは言い換えれば時給50円で働いているともいえますので、ブラック企業顔負けの金額になってしまいますね。
でもここに気づけない人、結構多いです。
さらに車で移動したならその燃料代、疲れたら飲む飲み物代まで考えると、逆に赤字になってしまう可能性すらあります。
もしあなたの普段の仕事が時給1000円だとしたら、それ以上の節約効果のある行動でないと割に合いません。
遠出することで運動になる、といった目的があれば別ですが、そうでないなら時間はお金よりも大切にするべきです。
・・・と偉そうに語っていますが、私もかつてはこれをしていた時期がありました。
私は数十円安い商品を買うために、40分近く車を走らせてドンキまで通っていたんです。
けれど時間を無駄にしていることに気づき、現在ではそれを止め、こうしてブログを書いて収入を得られるように努力しています。
お金を増やす手段は投資や副業など色々ありますが、時間を増やす手段はありません。
時間は誰にも等しく24時間です。
時間を無駄にして節約するよりも、時間を有効に使って利益を上げられるようにしましょう。
時間は大切なものなので、これを無駄にする節約はNG!
時間は自己投資のために使い、稼げるように努力しよう。
健康を損なう節約
意味のない節約2つ目は健康を損なう節約です。
健康な体はなによりも大事な資本ですから、節約のために体を壊していては元も子もありません。
場合によっては治療費で大金が飛んでいく可能性もあります。
健康を損なう節約の例
例えば夏場はとても暑いですが、ここで電気代をケチってエアコンをOFFにするなんてのは絶対やめるべきです。
エアコンをOFFにして節約できる電気代は、せいぜい数百円程度のモノでしょう。
ですがもしこれで熱中症にでもかかってしまうと、軽い症状であっても約1万円、入院するほどの重症なら10万円近い費用がかかってしまいます。
熱中症になったら治療費は?入院したら保険が適用される?(外部リンク)
入院してしまえば作業できたはずの時間も失ってしまうので、被害額はさらに大きくなります。
他にも食費節約のために、カップ麺ばかり食べるなんてのもよくありませんね。
将来糖尿病を患えば、多額の治療費が必要になります。
どれだけお金を節約できたとしても、病気にかかって満足な生活が出来なくなれば何の意味もありません。
健康を犠牲にして節約できたとしても、いずれそれ以上の被害が必ず帰ってきます。
自分の体に関してはきちんと投資して、健康の維持に努めましょう。
節約のために健康を害しては元も子もない。
お金をかけても健康な状態を維持しよう。
コスパの悪い節約
意味のない節約3つ目はコスパの悪い節約です。
コスパの悪い節約は労力の割に効果が薄いので長続きせず、ストレスも溜まってしまいます。
節約にもコスパの良し悪しってあるの?
分かりやすいところだと、固定費と変動費のうち
変動費の節約はコスパが悪くなりやすいよ。
日常的にかかる費用には主に固定費と変動費の2つがありますが、変動費の節約は効率がかなり悪いです。
- コンセントをこまめに抜く
- 安い食材を求めてスーパーをはしごする
- 水道の水をちょろちょろ出す
こういった節約はやったとしても、効果のたかが知れています。
節約超大好き人間でもなければ、こんな節約は3日坊主で終わってしまうでしょう。
大抵の人はお金よりも先にストレスが溜まってしまうと思います。
3日坊主で終わるだけならまだいいですが、ストレスのせいで散財でもしてしまったら本末転倒もいいところですね。
節約はまず固定費から
節約をするならまずはコスパの良い固定費の節約から始めるのが鉄則です。
- 通信費
- 電気代(電力会社の変更)
- 使わないサブスクの解約
上記のような固定費は少しの手続きをするだけで、かなりの額を節約できるようになります。
スマホを格安SIMに変えれば、それだけで月5000円近い節約になるし、生活の質も大きく変わりません。
なのでストレスなく節約をすることが可能です。
固定費は一度手を付ければ、半永久的に効果が続くのもうれしいところですね。
効果の薄い変動費の節約は、固定費の節約を終えた後にやることです。
いきなりコスパの悪い節約からは始めないように注意しましょう。
変動費の節約はコスパが悪いので後回し。
まずは固定費からはじめるべし。
安さに釣られた節約
意味のない節約4つ目は安さに釣られた節約です。
安くなるからと言って節約すると、かえって支出が増えてしまうことになります。
字面だけだと少しわかりにくいかもしれませんが、例えば以下のようなサービスを見ることは多いと思います。
- ○○円以上の購入で送料無料!
- △△円以上ならクーポンが適用
- まとめて買えば単品で買うよりも××円お得
このような安くなる条件を満たすために、本来買う予定の無かったモノをついで買いする人も多いと思います。
しかし条件をクリアするために必要の無いモノを買っているなら、それは無駄遣いです。
送料無料の例
たとえば通販で送料が400円、送料無料ラインが2000円だった場合。
使った金額が1000円だとしたら、条件を満たすために別のモノを1000円追加する、というのはありがちです。
しかし大抵の場合選ぶのは帳尻合わせの商品なので、大していらないモノを選んでしまっている場合が多いんです。
1品だけ買えば送料込みでもかかる費用は1400円。
送料込みでも2000円より安いのは冷静に考えればわかることだと思います。
私の節約失敗談
私の場合は近所のスーパーで安さに釣られた節約の失敗をしました。
この時は通常1本100円のきゅうりが、3本で200円だったんです。
「これはお得だ」と思い買ったのですが、後日まとめ買いしたことを忘れ、2本を腐らせてしまいました。
最初から1歩だけ買っておけば100円で済んだのに、無駄に200円払うことになってしまいましたね。
安さに釣られて買うものを増やしてしまうと、結局安さ以上の支出を増やしてしまうことになります。
必要なモノは必要な分だけ買う、を忘れないようにしましょう。
安さに釣られるとかえって支出が増えてしまう可能性がある。
冷静に考えて必要ではないモノまで買わないように気をつけよう。
お店にはモノを買わせようとする誘惑が満ちています。
詳しくは【衝動買いやめたい人必見】予定外に買わされてしまう心理効果10選【行動経済学】をご覧ください。
親孝行への節約
意味のない節約5つ目は親孝行への節約です。
親への感謝を示すのには、お金はケチらず使っていくべきです。
実家暮らしなら住まわせてもらっている感謝を示すことで、居心地をよくすることが出来ます。
実家暮らしでなくとも、親はいついなくなるかわからないのでプレゼントはしておくべきです。
親孝行 したいときに 親はなし
私は実家暮らしですが、母の誕生日と母の日には毎回プレゼントを欠かしません。
これで実家暮らしでも特に衝突なく、円満に過ごせています。
親孝行の費用をケチって何もしないと、親からの好感度が下がって嫌味や小言を言われやすいです。
仮にお金を節約できたとしても、そんな状況で生活しなければいけないのは、相当なストレスであることは間違いないでしょう。
住みよい環境の構築は、お金を使うのに十分な理由になりますよ。
けど大人になってからプレゼントって恥ずかしくなかったの?
確かにちょっと恥ずかしかったですが、
1回勇気を出せばあとは案外なんとかなります。
またプレゼントを選ぶときは、ふるさと納税を利用するのがオススメ。
プレゼントを贈るきっかけにもなるし、使った金額の数倍の価値のある返礼品をプレゼントできますので費用対効果は抜群です。
実家に住まわせてもらっているなら、親との良好な関係は生活のしやすさに直結します。
家の手伝いももちろんですが、記念日くらいは感謝の品を送ってよい関係を維持できるようにしましょう。
実家住みなら親への感謝の気持ちは必須。
ふるさと納税でプレゼントを贈って、良い親子関係を築こう。
まとめ:意味のない節約術をやめて正しくお金を貯めよう
というわけでまとめです。
- 時間を無駄にする節約
- 健康を損なう節約
- コスパの悪い節約
- 安さに釣られた節約
- 親孝行への節約
間違った節約術を続けていると、最終的には支出が増えてしまいます。
なので今回紹介したような節約術は止めて、正しい節約を心掛けるようにしてください。
そうすれば思うようにお金も貯まっていきますよ。
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