「全然お金が貯まらない・・・。確実にお金を貯められるいい方法はないだろうか?」こんなふうに悩んではいませんか?
自分では大して散財してはいないつもりなのに、思うようにお金が貯まらないと悲しくなってしまいますよね。
実はその大きな原因の一つは「口座を1つしか持っていないこと」なんです。
なぜなら口座が1つしかないと、そこにある金額をついつい使ってしまう可能性が高くなるから。
なので「今月はお金を使いすぎて貯金に回すお金がない・・・」となってしまいがちになります。
そこでおススメなのが口座を複数に分けて持つこと。
筆者も口座を分けて貯金することにより1700万円という大金を貯めることに成功しました。
今回の記事では貯金が出来ずお嘆きのあなたに口座を分けて貯金するメリットを解説します。
この記事を読めばお金を使いすぎることなく、きちんと貯金が出来るようになりますよ。
結論としては「貯金用口座を作って先取り貯金をすること」です。それでは解説を始めていきましょう。
書いた人:糠まる
- 実家暮らし+節約で1900万円貯めることに成功
- 貯金と責任の軽い仕事でセミリタイアを実行中
- 子供のころから三度の飯より節約が好き
- 労働は大嫌い
なぜ口座を複数に分けると貯金が溜めやすくなるのか?
口座を複数に分けると貯金を貯めやすくなります。その理由は以下の2つ。
- 先取り貯金が出来る
- お金が貯まっていくのわかりモチベーションに繋がる
1つずつ見ていきましょう。
先取り貯金が出来る
口座を分ければ先取り貯金が出来るので、確実に貯金が出来ます。
給料が手に入ったら、生活に必要な分以外のお金を貯金用口座に先に入れてしまいましょう。
強制的にお金を確保することにより、間違いなく貯金が増えていきます。
これならお金を使いすぎて貯金が出来なくなる、という失敗が起きることはありません。
「収入-支出=貯金」ではなく、「収入-貯金=支出」と考えるのがポイントです。
なかなかお金の貯まらない人は先取り貯金を意識してみてください。
しかしそのためにはまず自分の生活に必要な金額を把握することが不可欠です。
貯金するなら絶対に家計簿をつけるべき4つの理由【支出の見える化】を参考にして、まずは自分の支出を把握しましょう。
お金が貯まっていくのが可視化されモチベーションに繋がる
もう1つのメリットが「お金が貯まっていくのが可視化されモチベーションに繋がる」ことです。
後述しますが貯金用に作った口座は、お金を貯めるだけで引き出すことは基本的に禁止です。
なので貯金用口座はどんどん残高が増えていくことになります。
想像してもらいたいのですが、毎月数字の増えていく通帳を見るのはモチベーションが沸いてくる気がしませんか?
今月も貯金が増えた!右肩上がりだ!
次もがんばろう!
さらに言えば増えていく数字を見ることにより「自分でも貯金が出来る!」という成功体験を積むこともできます。
私も日々増える残高を見てニヤニヤしてしまいますね。
このように口座を分けて貯金することには多数のメリットがあるため、あらかじめ複数の口座を作っておくのが有効なのです。
口座が1つしかないと貯金も失敗しやすい
逆に口座が1つしかない状態だと貯金は失敗しやすくなります。
なぜなら人間の意志は弱いので、口座にお金があるとつい使ってしまうからです。
心理学用語で「パーキンソンの法則」というものがあります。
これはシリル・ノースコート・パーキンソン氏が提唱した法則で
第1法則・・・仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則・・・支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
パーキンソンの法則(Wikipedia)
というもの。
今回テーマになるのは第2法則の方です。
簡単に言えばたくさん稼いでも、人間はその分使ってしまう額も多くなる、というもの。
衝動的に欲しいものがあった時、口座が1つしかないと「まだお金あるしいいか」とつい手が伸びてしまうのです。
なので口座が1つしかないのは、貯金する上でとても危険な状態であるといえます。
ですがここで口座を分けておけば、貯金に手を付けてしまうのを防ぐことが可能です。
いやいや、僕は貯金すると決めたら絶対に無駄遣いはしないよ
と鋼の意志を見せる方もいるかもしれませんが、店というのは「売ることのプロ」です。
あらゆる手段を使って物を買わせようとしてきます。
強く意志を持っていてもこれに抗うのはなかなか難しいもの。
私も節約好きですが、ついつい買いたくなってしまうことがしばしば・・・。
そのためにも口座を複数に分けて、衝動買いを回避することは必要不可欠といえるでしょう。
口座を分け方は「貯める用・使う用・緊急用」の3つがベスト
口座を分ける時は
- 貯める用
- 使う用
- 緊急用
の3つの口座を作ることをおススメします。
こうすることにより、おのずとお金は貯まっていきます。
ではそれぞれの口座の特徴について解説していきましょう。
貯める用
お金を貯めておく用の口座です。この口座のポイントは「絶対に引き出さないこと」
目標とする金額が貯まるまで、ここに入れたお金には絶対に手をつけてはいけません。
給料が入ったらまずはこの口座にお金を移動させてしまいましょう。
そうすれば自然とお金が貯まっていきます。
使う用
日常生活で使うお金を管理する口座です。
お金を引き出したり、クレジットカードの決済口座はここに設定します。
一番出し入れが多くなる口座ですので、給料の振込先もこの口座に設定しておくと管理が楽です。
この口座にある分のお金から、毎月一定額を貯金用口座と緊急用口座に先取り貯金していきましょう。
もし自動送金の機能があるならば、貯金用口座へ自動にお金が動くよう設定しておくと、移動し忘れが無くなって安心です。
緊急用
その名の通り、突然の出費に対応するためのお金を蓄えておく口座です。
- 税金の支払い
- 冠婚葬祭
- 突然の事故
といったような急な出費があった場合、この口座のお金を使います。
貯める用口座からこれらの出費を賄おうとすると、「何かあった時は貯めてあるお金を使えば良いや」という油断に繋がり、貯金の習慣が根付かない恐れがあります。
では「使う用口座で対応すればいいのでは?」というと、急な出費を支払ったことによって、必要な生活費が確保できなくなる可能性があります。
こういった失敗を避けるために、ある程度のお金を緊急用口座に入れておくことが効果的です。
貯める用口座といっしょに、こっちにもお金を入れるなんて難しいよぉ
と感じるかもしれませんが、最初のうちは貯める用口座に入れる額を少し減らして緊急用に回しても構いません。
大体20万円程度貯まったら緊急用への入金を終わり、貯める用への入金に絞りましょう。
その後「使ったら補充する」というスタイルを続ければOKです。
余裕が出来たら「増やす用口座」の作成も
「増やす用口座」は株式による資産運用をするための口座です。
この口座は銀行口座ではなく、証券口座となります。
ただし資産運用はあくまで資金が貯まってきてからやるべきことなので、貯金を始めたばかりの段階ではまだ気にする必要はありません。
将来のためとりあえず口座だけ作っておいて、まずは貯金用口座にお金を貯めることだけに集中しましょう。
現代においてお金を増やすためには、資産運用は必要不可欠。
いずれ資産に余裕が出てきたら、この口座で積み立てNISAを利用して、資産の拡大を狙います。
作る口座は使う用口座と連携できる証券口座がベスト。
楽天証券ならば楽天銀行から自動でお金が移動するので、いちいち入出金の操作をする必要がありませんよ。
作るべきおススメ口座
どのように口座を分けるべきかがわかったら、次は具体的にどういった口座を選べばいいのかを解説します。
口座ごとに特徴があるため、それぞれの役割に適した口座を選んでいきます。
貯める用口座:金利の高い口座
貯める用の口座はお金を使わず寝かせておく口座なので、出来る限り金利の高い口座を選ぶのがオススメ。
そこでぜひ利用したい口座が「あおぞら銀行BANK」です。
あおぞら銀行BANKの年利は0.2%となっており、これは業界でも断トツのトップ。
ゆうちょ銀行の通常金利が0.001%なので、なんとその200倍です。
金利によって貯金を大きく増やせるわけではありませんが、それでもなにもせずにお金が増えるのは魅力的。
少しでも高い金利の銀行を使って、お金を増やしていきましょう。
使う用口座:手数料の有無・カードとの連携
使う用の口座は最も利用する頻度の高い口座。
会社から給料口座としてしていされているならば、そこをそのまま使えば良いですが、変更が可能ならばネットバンクに変えたいところです。
ここでは手数料がかからない口座を選ぶのがポイント。
ネットバンクなら手数料が数回まで無料のところも多いのがうれしい。
またクレジットカードを使う際の引き落としにも設定する口座なので、カードとの連携がしやすい口座を選ぶのも大事です。
以上を踏まえるとクレジットカードをメインに使うなら楽天銀行、デビットカードを使うならGMOあおぞらネット銀行を使うことをおススメします。
楽天銀行ではATM手数料が最大月7回、GMOあおぞらネット銀行では最大月20回まで無料で利用できます。
ゆうちょやコンビニのATMで24時間いつでも振り込みや引き出しもできますし、スマホからでも利用可能です。
使い勝手のいい口座を選んで、出来る限り無駄な手数料を払わないようにしましょう。
私は楽天カードを主に使っているので、楽天銀行です
緊急用口座:お好みの口座
緊急用口座は頻繁に使うわけでもないので、お好みの口座を使ってOKです。
強いて言うなら手数料無料やATMがいつでも使えるネット銀行を使うのがおススメです。
まとめ:口座を分けてコツコツとお金を貯めていこう
というわけでまとめです。
今回は「貯金が貯めるには口座を分けるのが効果的」ということを解説しました。
- 先取り貯金が出来る
- お金が貯まっていくのが可視化されモチベーションに繋がる
口座を分けることは貯金を続けていくためには非常に効果的な戦略です。
なので、貯金に自信がない人は今回解説した口座分けを実践してみてください。
そうすればしっかりとお金を貯められるようになるので、もう貯金を諦めてしまうことは無くなりますよ。
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